コラム
COLUMN
目元は、顔全体の印象に大きく影響します。
クマがなく、明るい表情でいられることが理想ですが、忙しい日々を送っていたり年齢を重ねると目元の悩みをお持ちの方も多くなります。
クマの原因は睡眠不足だけではありません。
目の下のクマができる原因及び改善方法について、クマの種類ごとに紹介していきます。
目の下のクマに悩んでいる人はメンズクララに一度ご相談ください。
クマは「疲れている」「老けた」といったネガティブな印象を連想させてしまいます。
クマの原因は睡眠不足、と思われがちですが、睡眠不足以外にも多数の原因があります。
クマには種類があり、血管が透けて青く見える「青クマ」、茶色くくすんで見える「茶クマ」、皮膚がたるんでくぼみや影が黒く見える「黒クマ」の3つに分類されます。
それぞれの見分け方や、原因を解説していきます。
青クマは、主に血行不良が原因です。
目の下は非常に薄い皮膚なので、皮膚の下にある毛細血管が透けて見えることがあります。
健康な状態であると、鮮やかな赤い血が流れますが、睡眠不足や疲れなどで血流が滞ると暗い色に変化します。
血流が滞り、暗赤色の血が皮膚を通して透けて見えている状態です。
青クマは、皮膚自体が青くなっているわけではありません。
見分け方は、目の下の皮膚を軽く引っ張る方法があります。
皮膚自体にクマの色はついていないので、皮膚を引っ張ると下の毛細血管の位置からずれてクマは薄くなります。
茶クマは、皮膚自体に色素がついてしまってできるクマです。
メイクが落としきれておらず、だんだんと色素沈着を起こしてしまったり、目をこすった際の摩擦でも色素沈着を起こします。
青クマとは反対に、目の下を引っ張ったときに、青クマとは違ってクマも一緒に動くようであれば茶クマの可能性が高いです。
一度皮膚に色がついてしまうと、解消していくのには時間がかかりますが、シミやくすみに対するアプローチと同様にスキンケアをすると有効です。
黒クマの原因は、加齢による肌のたるみや眼窩脂肪の膨らみによってうまれた影です。
クマでお悩みの方に一番多い種類といわれています。
加齢によって皮膚がたるんでしまったり、表情筋が衰えると、目の下の皮膚もさがり、影ができてしまいます。
また、目の下にある眼窩脂肪が移動したり前方へできてふくらんでしまうと黒クマが目立ちます。
黒クマは、顔の構造によるものなのでスキンケアや体調管理ではなかなか解消できません。
「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」それぞれに対する改善方法を紹介します。
青クマの原因は血行不良ですので、青クマを改善するためには血行を良くすることが必要です。
血行不良は睡眠不足やストレス、運動不足、冷えなどで生じます。
それらを解消すれば青クマは改善されていきます。
まずは睡眠時間をたっぷりと確保し、体を休めましょう。
寝不足の状態が続くと、交感神経が優位にはたらいて血管を収縮させてしまいます。
血管が縮こまると、血流も滞りやすくなります。
逆に、ストレスが解消されて睡眠によって体が十分に回復すると、リラックスした状態になり血管が広がって血の巡りがよくなります。
冷えも血流が滞る原因のひとつです。
体が冷えていると、血管が収縮して血流が悪くなります。
目の下の毛細血管はとても細いので、血流が滞りやすいです。
ホットタオルなどで目元をあたためることも有効です。
現代は、パソコンやスマートフォンがかなり普及して使用時間も長くなっています。
ディスプレイを見続けて目を酷使すると、目に負担がかかり眼精疲労が生じます。
まばたきの回数が減り、ドライアイになりやすく、それらも血行不良の原因となります。
茶クマは皮膚への色素沈着が原因です。
色素沈着は、落としきれなかったメイクや、目の周辺への刺激で生じます。
目の下の皮膚へ重点的なスキンケアが有効です。
茶クマの改善のためには、くすみやシミのケアと同様に、スキンケアが大切です。
しっかりと保湿をすることで、乾燥を防ぐだけでなく細胞の生成サイクルを整えることができます。
細胞の生成サイクルが整うと、沈着した色素が排出されていきます。
皮膚を強くこすってしまうと摩擦が生じ、色素沈着の原因となります。
目の下の皮膚はとても薄くデリケートなので、洗顔やクレンジングの際には優しく触るようにしましょう。
また、日焼け止めやメイクは必ず落としてから眠るようにしましょう。
紫外線などのダメージでも皮膚への色素沈着が生じます。
紫外線によって、メラニン色素が増えてしまい茶クマが悪化する原因となります。
日焼け止めやメイクを活用して紫外線対策をしましょう。
黒クマは、加齢による皮膚のたるみや眼窩脂肪の突出によってできた影が原因です。
黒クマを改善するためには、肌自体のたるみやくぼみの解消が必要です。
乾燥を防ぎ、コラーゲンやヒアルロン酸が配合されたエイジングケア用のスキンケアを使用しましょう。
痩せてくぼんでしまった目元や、たるんだ皮膚をふっくらとさせるイメージで肌へ栄養分を与えてあげます。
皮膚のたるみは、肌の土台となる筋肉の衰えによっても生じます。
意識的に「あ・い・う・え・お」と大きく口を開けるなどのトレーニングも効果的です、
これまで、それぞれのクマの原因や改善策を紹介してきました。
セルフケアで改善可能な場合もありますが、茶クマや黒クマのように、色素沈着や皮膚のたるみといった構造的な問題があると難しいこともあります。
そのようなときは、美容クリニックでのクマへのケアも有効な手段です。
クマの種類によって治療が異なりますが、美容の専門家が診断して治療をおこなうので、セルフケアよりも効果的にアプローチが可能な場合が多いです。
メンズの美容クリニックであるメンズクララでは、クマに対する治療方法がいくつかあります。
当院ではフェイシャルトレーニングをおこなっています。
表情筋を鍛えてシャープな印象にする手助けをしたり、首から上の血行がよくなりクマの改善が見込めます。
とくに青クマに効果的です。
眼球のすぐ近くには骨がなく、眼窩脂肪とよばれる脂肪がクッションのように覆っています。
年齢を重ねるにつれて眼窩脂肪が移動して、前方へ突出してしまうことがあります。
目の周辺にふくらみやくぼみができてしまい、影が黒クマとして目立ってしまいます。
当院では、下まぶたの裏側から、クマの原因となっている脂肪を取り除く施術をしています。
下まぶたの裏から脂肪を取り出すので、表面には一切傷がつきません。
詳しくは「切らないクマ取りのダウンタイムについて専門家が詳しく解説」をご覧ください。
スキンケアやホワイトニングなど、男女問わず美容への意識が高まっている時代です。
美容医学も日々進歩して安全に、確実に効果を得られるような施術がたくさんあります。
目元のクマやたるみは、顔の印象を決める部位なので、クマ取り治療は営業職や人と関わることの多い職業の方にも人気です。
クマの治療方法は、クマの種類によってアプローチの方法が変わってきます。
美容医療専門の医師が患者様のクマの状態を正しく判断し、適切な治療方法をご提案します。
切らないクマ治療をした場合には、脂肪を取りすぎてしまった、または完全に取り切れなかった、といったことがないように事前にしっかりとカウンセリングをおこない、技術の高い医師が施術をしています。
安心して施術を受けていただける体制を整えていますので、是非気軽にご相談ください。
医療法人社団Clara理事長
メンズクララ院長/医師
神林由香
日本皮膚科学会正会員。日本抗加齢学会正会員。メンズヘルス医学会会員。 美容外科専門医(JSAS)。
東京大学理科2類中退後、2011年香川大学医学部卒。
東京女子医科大学病院初期研修、東京女子医科大学病皮膚科入局、2016年大手美容外科都内分院スキンクリニック院長などを経て現職。