しつこいクマに悩んでいる方はいませんか?
クマの治療法は種類によって異なる
簡単に治るものもあれば、治療が難しいクマもあります。
簡単なものから順に解説していきます。
1.黒クマ
比較的、黒クマは簡単に改善できるタイプのクマです。
ふくらんでしまっている眼窩脂肪が原因なので、それを除去すればクマは治ります。
治し方としては、
- 経結膜脱脂法
- 皮膚ごと切り取る方法
の2つの方法があります。
黒クマの対処法:経結膜脱脂法
皮膚のたるみが軽度であれば、経結膜脱脂法という、下まぶたの裏側に少し穴を開けて、脂肪をつまみ出す施術で改善します。
比較的若い人に効果的
30代くらいまでの若い人であれば、ほぼこの方法のみでかなり良くなります。
ダウンタイムは約1週間
脂肪にはたくさん血液が流れていて、それを取る作業をするので、どうしても腫れと内出血は出ます。
その程度は個人差が大きいですが、ダウンタイムは1週間〜10日間くらいは覚悟しておいた方が無難です。
腫れがある程度おさまる4〜5日後以降は、内出血のみが目立つ状態ですが、医療用のコンシーラーでかなりカバーできます。
顔に傷が残らない
まぶたの裏側からのアプローチなので、顔の表面に傷が残ることもなく黒クマを改善できます。
現在、かなりポピュラーな治療になっています。
男性に非常に人気が高い
毎月通って少しずつ綺麗にしていくようなタイプの治療ではなく、1回の施術で半永久的な効果が得られるため、男性人気の高い治療です。
黒クマの対処法:皮膚ごと切り取る方法
次に皮膚ごと切り取る方法です。
目袋は皮膚の切開も必要
皮膚のたるみが強くすでに目袋のようになってしまっている場合は、裏側から脂肪を取り出すだけではふくらみは取れても皮膚が余ってしまってあまり綺麗になりません。
その場合は、同時に表側から皮膚のたるみを切る必要もあります。
皮膚まで切る手術はダウンタイムが長い
皮膚を切る手術ですので、抜糸までの5〜7日は縫合した糸が顔についている状態です。
内出血や腫れもたくさん出ます。
抜糸後すぐは、傷はピンク色で目立った状態です。
1ヶ月くらいで内出血、腫れ、傷、はだいたい落ち着いてきます。
切った傷跡が本当に馴染むには、3ヶ月、6ヶ月、1年と長い期間がかかります。
2.茶クマ
次に茶クマです。
茶クマは「アザの場合」と「色素沈着の場合」で対処方法が変わります。
茶クマの対処法:アザの場合
真皮サイトメラノーシス(ADM)であれば、しっかりレーザー治療をすれば良好な結果が得られます。
茶クマの対処法:色素沈着の場合
「色素沈着」の場合は目の下に慢性的な刺激が加わってしまうような生活習慣が原因のことが多いので、その生活習慣を変えることが1番の解決策になります。
花粉症で目をこすってしまうのであれば、花粉症の治療薬を飲んだり、なるべく掻かないように気をつけたり。
目の周りの皮膚に炎症があるときは皮膚科で処方された薬を塗るなど、原因に対処することが大切です。
男性はお化粧をすることは少ないと思いますが、もしするようであれば、なるべくこすらないように優しく扱うことです。
マッサージは皮膚の表面には悪い影響を及ぼすので止めましょう。
すでについてしまった色素沈着の治療法としては、以下のものが挙げられます。
ピーリング
目の下の皮膚はとても薄いので状態によっては控えるべき時もありますが、こすった刺激で分厚くなってしまっている場合には特にピーリングが有効です。
たまってしまったメラニンも排出できます。
しかし、目の周りは敏感なので慎重に行う必要があります。
レーザートーニング
レーザートーニングでメラニンを飛ばす治療も有効です。
1回の治療では効果は少ないですが5〜10回ほど繰り返していると、だんだん明るくなってきます。
美白剤の塗布
ハイドロキノンを外用します。
できてしまった色素沈着に対する美白剤としてはハイドロキノンが一番強力です。
とは言え効果は少しずつです。
ハイドロキノンは皮膚を刺激するので、特に目の周りはかぶれることがあります。
その場合はかぶれの炎症によって炎症後色素沈着を起こしてしまうので、ハイドロキノンは使用できません。
3.青クマ
3つ目は青クマです。
青クマの原因は「血流が悪い場合」と「目の下の皮膚が薄い場合」が挙げられます。
青クマの対処法:血流が悪い場合
血流が悪い場合の対処法は以下の通りです。
原因となる生活習慣を変える
寝不足、疲れなど、原因がはっきりしていれば、そこを改善させることが一番です。
血流を良くする
入浴して温まったり、ホットタオルで目の下を直接温めて血流を良くするのも有効です。
血流を良くする食べ物も、多少は効果がある可能性はあります。
青クマの対処法:目の下の皮膚が薄い場合
寝不足などで血流が悪化してれば、前述の血流を良くする方法が効果的です。
ですが健康な普段の状態でも色が透けて見えてしまうのに対しては、あまり有効な治療法はありません。
再生医療などの先端医療で皮膚を厚くすることが容易になるのを期待するのみです。
そのため当面の対処法としては特殊な化粧で隠すのが現実的です。
特に医療用コンシーラーで隠すのは簡単でおすすめです。
コメント