ハイフとは?
ハイフとは、高密度焦点式超音波(HIFU:High Intensity Focused Ultrasound)により、真皮と皮下組織に点状に無数の熱作用(熱凝固)を加え、緩んだ筋膜(SMAS)や真皮層を引き締めるリフトアップ治療機器です。
脂肪細胞を破壊することによる引き締め効果もあります。
ハイフの効果
たるみをリフトアップさせる作用
緩んだ筋膜(SMAS)や真皮層を引き締めるので、高いリフトアップ効果があります。
新しいコラーゲンをつくる作用
超音波による瞬間的な熱の温度は65~75℃になり、コラーゲン生成に適切な温度と言われています。
新しいコラーゲンを作り出し、高いリフトアップ効果が期待できます。
施術直後から数日間は、熱作用(熱ダメージ)により、肌内部のコラーゲンが縮みます。
その後1ヶ月くらいかけて縮んだコラーゲンを治そうとする働きが起こり、新しいコラーゲンが生み出されます。
脂肪細胞を破壊する作用
脂肪細胞をに穴を開けて破壊する作用があります。
超音波によって破壊された脂肪細胞は、白血球の一種であるマクロファージによって貪食され、徐々に消化、体外へ排出されます。
脂肪細胞を小さくするのではなく破壊させるため、リバウンドはほとんどありません。
脂肪が減るので、照射部位を引き締める効果があります。
当院で使用するハイフ機器の特
当院では、ウルトラフォーマー3というハイフ機器を使用します。
ウルトラフォーマー3では、2.0mm, 3.0mm, 4.5mm, 6.0mm, 9.0mmなど、効かせたいターゲットの深さによってカートリッジを使い分けます。
2.0mmカートリッジ
真皮中層がターゲットで、目元周囲のタイトニング・シワ改善や、お顔全体のハリ感を高める効果があります(ハイフシャワー)。
3.0mmカートリッジ
真皮深層から脂肪層がターゲットです。
タイトニング、リフトアップの効果があります。
4.5mmカートリッジ
筋膜(SMAS)がターゲットです。
SMASとは、たるみのキーポイントとなる筋膜で、ここを引き締めることでたるみ改善の効果があります。
お顔の神経の走行などに注意しながら照射する必要のある深さであり、当院では医師施術のみとさせていただいております。
6.0mm, 9.0mmカートリッジ
ボディやアゴ下などの脂肪細胞がターゲットです。
脂肪細胞を破壊し、キュッと引き締める効果があります。
ハイフを受けられる部位
ホホとフェイスライン(ハリ感アップ)
ホホとフェイスラインを、2mmおよび3mmカートリッジで当てていきます。
目周り
目の周囲、コメカミ、額を2mmカートリッジで当てていきます。小じわの予防・改善、目の開きの改善などに効果的です。
首
首のシワ改善に効果的です。2mmカートリッジを使用します。
二重アゴ
二重アゴ改善に効果的です。たるみの引き締め効果もあります。
脂肪の多さなどに合わせ、3mm、4.5mm、6mmのカートリッジを使い分けます。
ホホとフェイスライン(強力引き締め)
4.5mmカートリッジで緩んだ筋膜(SMAS)、3mmカートリッジで真皮深層から脂肪層を狙います。
お顔の大事な神経にも届く深さなので、細心の注意で照射する必要があり、当院では医師のみの施術とささせていただいております。
他の部位は毎月照射可能ですが、顔面深部は3ヶ月おきの照射を推奨しています。
施術の注意点
- 照射時の痛みには個人差があります。多くの方は麻酔なしでも耐えられる程度です。
- 施術後数日は、赤みが出たり、むくんだような感じになる方もいらっしゃいます。次第に問題なく引いていくことがほとんどです。
- 直後からお化粧はできます。お風呂にも入れます。
- 稀ですが、火傷や痺れなどの副作用が起きる可能性があります。異常が見られましたら医師にご相談ください。
施術が受けられない方
金属糸(金属プレート)等を埋め込んでいる方、治療部位に感染症や重度の皮膚疾患がある方、ケロイド体質の方、その他医師が不適当と判断した方