- ボトックス
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ボツリヌス治療の歴史は古く、1822年にドイツ人医師Justinus Kernerが記した論文に始まるとされています。
1970年代の後半、アメリカの眼科医Alan Scottが斜視の治療に用いたことから、1980年代に入るとさまざまな疾病の治療に使われるようになりました。
日本では現在、眼瞼けいれん、片側顔面けいれん、痙性斜頸、小児脳性麻痺患者(2歳以上)の下肢痙縮などに伴う尖足(せんそく)などの治療において、健康保険診療が認められています。
ボトックスの成分は、A型ボツリヌス毒素です。
毒素といっても、天然のたんぱく質からできた毒素を分解・精製したもので、ボツリヌス菌の菌体やその成分、培養液の成分などは一切含まれません。
ボトックスでできること
表情ジワの改善
眉間や目尻など筋肉を動かすとできる「表情じわ」がある部分に注射することで、原因となっている筋肉をリラックスさせ、眉をひそめた時にできる眉間の表情じわや、笑った時にできる目尻の表情じわなどを目立たなくさせる効果があります。
よく使用される部位は、額、眉間、目尻、目の下、バニーライン、鼻根、ガミースマイル、口上、あご、口角下(スマイル)などです。
症例写真および解説
筋肉を小さくする
エラなど、筋肉が大きく張っている部分では、ボトックスを注射することで筋肉を小さくし、輪郭を整えることもできます。
同時に歯を強く食いしばってしまうクセも改善できます。
症例写真および解説
汗を止める
ワキや額の髪の毛の生え際に注射することで、汗を止めることができます。
当院で採用しているボトックス
BOTOX VISTA(ボトックスビスタ)
アメリカのアラガン社の製品で、世間で「ボトックス」と呼ばれるものは、正式にはアラガン社の製品のことを指します。
米国FDAの承認はもちろん、日本国内でも正式に認可されているものです。
安全性と品質の高さに定評があります。

Dysport(ディスポート)
イギリスのIPSEN(イプセン)社の製品で、米国FDAの承認を受けています。
効果が安定していて信頼のできる製品です。