幹細胞培養上清液の内容と料金

幹細胞培養上清液とは、幹細胞を培養した際に得られる上澄み液で、成長因子やサイトカインを多く含みます。皮膚の再生を促進するため、アンチエイジングや総合的な肌の若返りを目指せる美容注射です。

幹細胞培養上清液の主な効果は下記のとおりです。

1. 皮膚の再生促進：成長因子が細胞再生を促して肌を修復
2. シワやたるみの改善：コラーゲン生成を促進し肌の弾力やシワを改善
3. 肌の保湿力向上：細胞の保湿機能を強化
4. 美白効果：メラニン抑制により、シミやくすみを改善
5. 抗炎症効果：抗炎症成分が肌の赤みや炎症を抑える
6. 発毛促進：毛根を活性化して育毛や抜け毛予防に効果的

治療時間	約1時間（部位ごと変わります）
施術前の準備	ノーメイクで来院、もしくは施術前の洗顔をお願いします
メイク/洗顔/入浴	メイク-24時間後から可能 洗　顔-5時間後から可能 入　浴-当日から可能
施術回数	1回〜効果がみられます 2週間おきに施術可能。1ヶ月に1回の間隔で3〜5回を推奨
痛み	多少の痛みがあります
リスク・副作用	内出血の可能性があります
ダウンタイム	注入部位の内出血は数日程度でおさまります

幹細胞培養上清液の料金

• 料金は専用の機械(メソガン)で肌に打ち込む料金です。
  機械打ちはドクター手打ちと比較して①ダウンタイムが短い②料金が安くできるのメリットがあります。肌育注射に関してはドクター手打ちと機械打ちでは効果は変わりませんので、安価に提供できる機械打ちを推奨する方針です。（当院での幹細胞培養上清液注射はメソガンのみです）
• 使用する薬剤の品質はお任せください
  品質には特にこだわっています。例えばエクソソームは中身の品質によって価格が大きく異なります。料金が高く見えますが、品質のよい薬剤を使用しています。
• 施術後の再診は無料です。
  アフターケアも含めて患者様のお肌をきれいにする方針です。施術後に違和感がございましたら、すぐにご連絡ください。

メソガンでの注入

施術内容	容量	価格
幹細胞培養上清液 肌・頭皮など好きな部位	2ml	82,500円(税込)
エクソソーム1000億個含有幹細胞培養上清液	2ml	132,000円(税込)
＋幹細胞培養上清液追加	2ml	49,500円(税込)
＋ヒアルロン酸追加	1ml	11,800円(税込)
＋ミノキシジル追加	1ml	11,800円(税込)
＋ビオチン追加	2ml	3,600円(税込)

カウンセリング費用とメソガンは麻酔費用込みの価格です。カウンセリングで、お肌の状態やご要望に合わせて、提案いたします。無料カウンセリングのみでお帰り頂くお客様も歓迎しておりますので、まずはご相談ください。

幹細胞培養上清液の注入頻度

2週間おきに施術できます。1ヶ月に1回の間隔で治療を行い、3〜5回程度続けることを推奨（お肌の状態や注入後の経過により判断いたします）。個人差はありますが、効果は3ヶ月～半年程度持続します。

当院は、既存のお客様が最も効果の高い頻度で来院できるように工夫しております。「予約が取れなくて最適な頻度で施術できない」ことはありません。ご予約環境も含めまして、お客様のお肌に最善をつくします。

麻酔により痛みを抑える

針による痛みを軽減するため、注入前に表面麻酔を行います。個人差があり、完全に痛みがなくなるわけではありません。チクッと刺激を感じることがありますので痛みが心配な場合は、カウンセリング時にご相談ください。

コース料金は麻酔込みの金額です。

幹細胞培養上清液の打ち方

幹細胞培養上清液の注入は、ドクターの手打ち、メソガン（機械打ち）があります。施術場所やお肌の状態によって、医師が提案します。

ドクター手打ち

手打ちが必要な場合や、手打ちの方が効果がある箇所を施術する場合は、必ず経験豊富な医師が対応いたします。薬剤が同じでも、ドクターの経験の差によって、打つ箇所、深さ、量が変わります。

メソガン

メソガン（Mesogun）は、美容医療や皮膚治療において、薬剤や有効成分を皮膚に均一に注入するための特殊なデバイスです。メソセラピーという治療法でよく使われます。「メソガン」は、その名の通り「ガン（銃）」の形をしており、従来の手動注射に比べて、より正確かつ均一に成分を皮膚に届けることができます。

幹細胞培養上清液の注入方法

注入方法は、解消したい悩みや施術する部位に応じて異なります。クララクリニックでは部位に限らず、経験豊富な医師による診断のもと丁寧かつ細やかに施術いたします。

効果	注入方法
しわやたるみ	気になる部分に直接注入
肌の再生	顔全体や特定の部位に注入
炎症や赤み	赤みのある部分に少量ずつ注入
毛穴の開きや質感改善	顔全体に均一に細かく注入
美白効果	顔全体に少しずつ注入

クララクリニックの幹細胞培養上清液とは

当院は、医師が患者様の肌状態や目的に応じて使用する製剤を選択いたします。

クララクリニックで使用する幹細胞培養上清液

当院で使用する幹細胞培養上清液はです。

幹細胞培養上清液製剤にはいくつかの種類があり、それぞれの用途や効果に応じて使い分けられます。代表的な製剤をご紹介します。

1. 脂肪由来幹細胞培養上清液（ADSC）

• 特徴: 脂肪から得た幹細胞は増殖が速く、成長因子が豊富です。
• 用途: しわ改善や美肌効果、育毛に使用されます。

2. 骨髄由来幹細胞培養上清液（BMSC）

• 特徴: 骨髄幹細胞は抗炎症作用と免疫調整機能が高いです。
• 用途: 皮膚の修復や免疫調整、アンチエイジングに使われます。

3. 臍帯由来幹細胞培養上清液（UCMSC）

• 特徴: 臍帯幹細胞は成長因子やサイトカインが特に豊富です。
• 用途: 肌の若返りや細胞再生に効果があります。

4. エクソソーム含有幹細胞培養上清液

• 特徴: エクソソームは細胞間で情報を伝達し、再生を促進します。
• 用途: 肌の再生や抗老化治療に利用されます。

これらの製剤は、施術者が患者の肌の状態や目的に応じて選択します。幹細胞培養上清液は、細胞の再生を促進し、肌の自然な修復力をサポートするため、時間とともに肌の質感が改善されるとされています。

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幹細胞培養上清液注射の施術の流れ

幹細胞培養上清液注射のよくあるご質問

幹細胞培養上清液とは？仕組みと効果

幹細胞を培養した培養液の上澄みは幹細胞培養上清液といわれ、何百種類もの成長因子や幹細胞が分泌した500種類以上のタンパク質を含む成分が含まれています。皮膚の再生を促進し、シワやたるみの改善、肌の保湿、美白、抗炎症効果、さらに育毛効果も期待されています。

幹細胞培養上清液による肌質改善のメカニズム

幹細胞培養上清液は以下の要素が連携して細胞の修復と再生を促し、美容における効果を引き出します。

1. 成長因子の供給
   幹細胞培養上清液には、成長因子（EGF、FGF、TGF-βなど）が豊富に含まれており、これらが細胞に働きかけ、細胞の成長や分裂、再生を促します。成長因子は、細胞に新しい組織や細胞を生成するシグナルを送り、ダメージを受けた部位の修復や再生をサポートします。
2. サイトカインによる炎症抑制と再生促進
   上清液には多様なサイトカイン（IL-6、IL-10、TNF-αなど）も含まれており、これらは細胞間のコミュニケーションを助け、炎症反応を抑制しながら、修復を促進します。これにより、肌や組織のダメージが和らぎ、健康的な細胞の活性化が進みます。
3. エクソソームの働き
   幹細胞が分泌するエクソソームは、細胞間のメッセンジャーとして機能し、細胞に対して修復や再生の指示を送ります。これにより、細胞間のシグナル伝達がスムーズに行われ、ダメージを受けた部位が効率よく修復されます。
4. コラーゲンやエラスチン生成の促進
   幹細胞培養上清液は、コラーゲンやエラスチンの生成を促進する働きもあり、これにより肌のハリや弾力が回復し、シワやたるみの改善に役立ちます。

美容治療における幹細胞培養上清液の使用・効果

幹細胞培養上清液は美容医療分野に活用され、肌における総合的な効果が期待されます。

• 皮膚の再生促進
  成長因子が細胞再生を促し、ダメージを受けた肌を修復
• シワ・たるみの改善
  コラーゲン生成を促進し、肌の弾力性を向上
• 保湿力の向上
  水分保持機能を高め、乾燥した肌をしっとり保つ
• 美白効果
  メラニン生成を抑え、シミやくすみを改善
• 抗炎症作用
  炎症を抑制し、肌の赤みやトラブルを軽減
• 育毛促進
  頭皮を活性化し、毛根の健康をサポート

首・手の甲など細かなしわ治療に活用できる

• 顔、目のまわり
• 首
• デコルテ
• 手の甲

顔のスキンケアや治療法はよく目にしますが、首や手のしわはケアが難しい部分です。極細の針を使用するため細かな部位のしわ治療にも活用されています。

幹細胞培養上清液注射のデメリット・失敗

幹細胞培養上清液注射は、以下のようなリスクが考えられます。

• 注射部位の腫れ、痛み、赤み、かゆみ
• 献血ができなくなる(点滴した場合)
• 注射に伴う感染
• アレルギー反応
• 費用が高額
• 期待通りの効果が得られない可能性

ただし、経験豊富な医師による適切な施術とケアであれば、肌の自然な再生力を引き出し、若々しい肌を取り戻すために効果的です。無料カウンセリングを活用し、一度相談してみるのがいいでしょう。

幹細胞培養上清液と他の薬剤との比較

幹細胞培養上清液最大の特徴は、時間経過とともに元に戻りにくいことです。もちろん、しわやたるみなど、加齢に伴う変化を永久的に無くすことはできません。対して、ヒアルロン酸注入やボトックス注入は、即効性が高いものの、時間経過とともに、効果が少なくなります。

以下は、代表的な製剤（リジュラン、ボトックス、ヒアルロン酸、エクソソーム、スネコス、ジュベルックなど）の主な特徴や用途、効果の違いを一覧表にまとめたものです。

これらの製剤はそれぞれ異なる目的や効果を持っているため、患者様のニーズや肌状態に応じて選択されます。

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幹細胞培養上清液と組み合わせたい製剤・施術

幹細胞培養上清液との組み合わせにおすすめの製剤や施術を部位・お悩みごとにご紹介します。

ヒアルロン酸｜老化全般

ヒアルロン酸はボリュームを補ったり、形を整える効果があります。ヒアルロン酸で形を整えながら、幹細胞培養上清液で肌全体の質感やハリも向上できるので、より理想に近づきます。

スネコス｜目の下のクマやシワ

ヒアルロン酸とアミノ酸の複合体であるスネコスは、目元のコラーゲンやエラスチン生成を促進します。幹細胞培養上清液と併用することで、肌の再生とコラーゲン生成が同時に行われ、目元のハリが戻り、クマが改善されます。特に、目の下の薄い皮膚が原因のクマに有効です。

リジュラン｜ハリ不足・赤み

リジュランは皮膚の再生を促すポリヌクレオチドを含み、幹細胞培養上清液は細胞活性化をサポート。組み合わせることで、より効果的な肌再生が期待できます。また、両方とも抗炎症作用があり、肌の赤みや腫れを軽減させます。

ダーマペン・ポテンツァ｜毛穴・ニキビ跡

ダーマペンやポテンツァは、肌に微細な穴を開けて、肌の自然治癒力を高め、ニキビ跡や毛穴の開きを解消する美肌治療です。さらにポテンツァはRF（高周波）を組み合わせて、肌の引き締めやコラーゲン生成を促進します。幹細胞培養上清液を組み合わせて肌に開けた微細な穴から導入することで、再生を促し、肌質改善を図ります。

こんな方におすすめ

•  しわ・たるみだけでなく、毛穴の開きも気になる方
•  ハリ、ツヤアップの効果を高めたい方

クララクリニックはダーマペン4を保有しています。

イオン導入｜うるおい・ツヤ

幹細胞培養上清液にイオン導入を組み合わせることで、エクソソーム注入後の肌を急速に鎮静化し、ダウンタイム短縮にもつながります。イオン導入により美白成分がしっかり肌に浸透するため、より透明感のある肌に導きます。

こんな方におすすめ

• 美白効果を高めたい方
• お肌にうるおいやツヤが欲しい方

幹細胞培養上清液点滴はデメリットが大きい？死亡事故って本当？

水光注射や手打ちでは肌の浅い部分に注入するため、注入した肌のみに効果が限定されます。しかし、点滴は血管に注入して体全体に作用するため様々な影響をもたらします。

実際、幹細胞培養上清液点滴（静脈投与）は注意喚起されています。死亡事故も報告されているため、芸能人がやっていたり、ビフォーアフターや口コミで効果があると書かれていても、慎重に検討しましょう。

当学会では、NMN点滴療法、幹細胞培養上清液及びエクソソームの静脈投与について、その有効性・安全性について、推奨するに足りるエビデンスが確認できていないことから、現時点では、これを推奨いたしません。

引用：再生医療抗加齢学会

決して幹細胞培養上清液に含まれるエクソソーム自体が悪いわけではなく、むしろ再生医療やがん治療などに活用できる可能性も期待されています。ただ、現段階では効果が未実証なことも多く、不純物の混入や品質管理、製造元などの問題もあるため注意が必要です。

エクソソーム等を含む「細胞培養加工の工程で作製される培養上清液」を用いた治療において、エクソソーム等以外の細胞由来成分（動物由来血清成分や上清液中の不純物など）のリスクが懸念されるところであり（次貢イメージ）、国内外における診療実態や規制の現状を把握し、そのような技術の規制のあり方の検討をすることの重要性についても付言された

引用：厚生労働省資料「再生医療等のリスク分類・法の適用除外範囲の見直し」

渋谷肌育クリニックの幹細胞培養上清液は、老廃物や毒性のあるものは取り除かれた薬剤で、滅菌処理されているため精製度が高く、炎症等のトラブルが起こるリスクも少ないです。

幹細胞培養上清液の化粧品やサプリメントは効果なし？

化粧品としての幹細胞培養上清液については、効果が「ない」というわけではありませんが、幹細胞培養上清液注射に比べると効果は限定的です。化粧品タイプの幹細胞培養上清液は、クリームやセラム（美容液）として販売されており、使い方は肌に塗布する形ですが、注入する幹細胞培養上清液と同じ効果を期待するのは難しいです。

＼化粧品タイプの幹細胞培養上清液／

• シートマスク、パック
• 美容液、アンプル
• クリーム
• 化粧水

以下、化粧品としての幹細胞培養上清液に関して効果が限定的である理由と、それでも期待できる効果について説明します。

1. 浸透力の限界がある

幹細胞培養上清液注射は直接肌の真皮層に注入するので効果が分かりやすいですが、幹細胞培養上清液の化粧品は、主に表皮レベルでの効果にとどまります。これにより、真皮層への浸透が難しく、期待される再生効果や栄養供給が制限されるため、効果が限られることが多いです。

2. 自宅保管による劣化のリスク

幹細胞培養上清液は非常にデリケートな成分であり、化粧品としての製造や保存過程での劣化が懸念されます。温度や保存環境の変化に敏感であるため、安定性が低く、効果が期待される成分が損なわれる可能性があります。これにより、製品の効果が十分に発揮されないことがあります。

3. 保湿とバリア機能の強化に役立つ

幹細胞培養上清液化粧品には、肌の水分保持能力を向上させる成分が含まれているため、保湿効果が期待できます。これにより、乾燥肌の改善やバリア機能の強化が図れ、外部からの刺激に対する耐性が向上します。特に、肌の乾燥が気になる季節や環境において、しっかりとした保湿が実現可能です。

4.抗炎症作用で健康的な肌を保つ

幹細胞培養上清液化粧品は、肌の炎症を抑える成分をたくさん含んでいるため、肌荒れや赤みを減らす効果が期待されます。特に敏感肌の方にも使いやすいのがポイント。日々のスキンケアに取り入れることで、肌の健康を保つ手助けができます。

まとめ

化粧品タイプの幹細胞培養上清液は、日常のスキンケアとして使用することで保湿や軽度の肌質改善をサポートしますが、医療用の幹細胞培養上清液注射のような即効的で強力な再生効果は期待できません。特に、シワやたるみ、深刻な肌ダメージに対しては、化粧品だけでは十分な効果を得るのは難しいため、医療用の幹細胞培養上清液注射やその他の美容治療と併用することが推奨されます。

本施術は、国内未承認の医薬品を用いた自由診療です。薬機法に基づき、当院医師が個人輸入手続きを行った医薬品を使用します。国内では、同一の性能を有する承認品はありません。個人輸入において注意すべき医薬品等についてはこちらをご参照ください。

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