リジュランとボトックスの違いは6つ！同時・併用の順番や痛みを徹底解説

リジュランとボトックスは、どちらも美肌や若返りを目指す美容施術です。リジュランは効果発現に時間がかかりますが、持続期間が長く自然な仕上がりです。ボトックスは即効性はありますが、効果の持続期間はやや短めです。

	リジュラン	ボトックス
主成分・作用機構	ポリヌクレオチド（PN） 肌細胞の再生を促進	ボツリヌストキシン 筋肉の収縮を抑制
美容効果	肌質改善、ハリ・ツヤの向上、毛穴改善	しわ・たるみの改善、表情じわの軽減
即効性・持続時間	効果発現：3〜4週間 持続：3〜6ヶ月	効果発現：3〜7日 持続：3〜6ヶ月
痛み	やや痛い〜激痛（麻酔可）	やや痛い
副作用・リスク	比較的低い。一時的な腫れや内出血	やや高い。一時的な表情変化、まれに眼瞼下垂
料金	やや高め（広範囲に使用するため）	比較的安価（部分的使用が多いため）

リジュランとボトックスの違い6つを解説

リジュランとボトックスの違いは6つあります。それぞれの特徴を比較しながら分かりやすくご紹介するので、参考にしてみてください。

1. 主成分・作用機構
2. 美容効果
3. 即効性・持続時間
4. 痛み
5. 副作用・リスク
6. 料金

違い①主成分・作用機構

・リジュラン

主成分はポリヌクレオチド（PN）で、サケの精子から抽出された天然成分です。皮膚に注入されると、線維芽細胞を活性化し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。細胞の代謝を向上させ、組織の修復と再生も促し、肌内側からの若返り・自然な改善効果をもたらします。

・ボトックス

主成分はボツリヌストキシンで、クロストリジウム・ボツリヌム菌が産生する神経毒素です。極めて微量で効果を発揮し、神経と筋肉の接合部での信号伝達を遮断することで、筋肉の収縮を抑制します。注入した部位周辺の筋肉が弛緩することで、その部位の動きが制限され、しわを防ぎます。

違い②美容効果

・リジュラン

肌質の全体的な改善に効果があります。ハリやツヤの向上、毛穴の引き締め、肌のキメの改善などが期待できます。肌の保湿力を向上による乾燥小じわ改善、肌のターンオーバー促進によるくすみ改善など透明感の向上にも効果的です。長期的には、肌の弾力性向上や若々しさの維持にも貢献します。

・ボトックス

しわやたるみの改善に効果があります。特に目尻のちりめんじわ、眉間のしわ、額のしわなどの表情じわに効果的です。筋肉の過剰な動きを抑えることで、既存のしわを改善するだけでなく、新たなしわの形成も予防します。顔の輪郭を整えたり、エラ張りの改善にも使われます。

違い③即効性・持続時間

・リジュラン

効果の発現には時間がかかり、通常3〜4週間程度で徐々に効果が現れ始めます。最大の効果を実感するには2〜3ヶ月かかることもあります。一度効果が現れると、3〜6ヶ月ほど持続します。アフターメンテナンスや併用する施術によっては、1年近く効果が見られる場合もあり持続性が高いため、年に1〜2回の施術で継続的な美肌効果を維持できます。

・ボトックス

即効性が高く、施術直後〜7日程度で効果が現れ始めます。1〜2週間で最大の効果を実感できます。持続時間は比較的短く、通常3〜6ヶ月程度です。個人差や施術部位によって持続期間は異なりますが、定期的なメンテナンスが必要です。効果の持続を望む場合、3〜4ヶ月ごとの施術が推奨されます。

違い④痛み

・リジュラン

注射時の痛みは強いです。針が刺さるチクッとした痛みに加え、薬剤注入時に肌が張るようなジンジンとした強い痛みを感じます。痛みの持続時間も比較的長く、数分から数十分続くことがあります。麻酔使用により感じ方には個人差が大きく、「会話できるほど軽い刺激」から「この世の終わりのような痛み」と表現する人までいます。

・ボトックス

非常に細い注射針を使用するため、注射時の痛みは比較的軽度です。薬剤注入時にもツーンとした軽度から中程度の痛みを感じる程度です。痛みの持続時間も短く、数秒から数分程度です。多くの人が「予防接種や採血程度の痛み」と表現します。皮膚や筋肉の厚みにより痛み具体が変わります。

▶リジュランの痛みはどれくらい？詳しく見る

違い⑤副作用・リスク

・リジュラン

副作用やリスクは比較的低いとされています。主な副作用としては、注射部位の一時的な腫れや内出血、軽度の痛みなどがあります。これらの症状は通常数日で自然に改善します。アレルギー反応のリスクも低く、天然由来の成分のため、長期的な安全性も高いです。

・ボトックス

リジュランと比べてやや高めです。主な副作用には、筋肉の脱力、注射部位の腫れや内出血、頭痛などがあります。まれに、眼瞼下垂や表情の非対称性などの一時的な症状が現れることもあります。また、過度の使用により表情が固くなる「ボトックス顔」のリスクもあります。

違い⑥料金

・リジュラン

料金はやや高めの傾向にあります。広範囲に使用することや、高品質な成分が理由です。通常1回の施術で顔全体に10万円前後かかることも珍しくありません。効果の持続期間が長いため、年間のトータルコストでは必ずしも高くならないです。

・ボトックス

料金は比較的安価です。これは、部分的な使用が多いことや、少量で効果が得られることが理由です。目尻のしわだけを治療する場合、1〜3万円程度で施術可能です。効果の持続期間が短いため、年に3〜4回の施術を受けると、年間のトータルコストは上がっていきます。

▶渋谷肌育クリニックのリジュランとボトックスの料金

リジュランとボトックスを同時・併用するメリット

リジュランとボトックスどちらの効果も捨て難い方は、相乗効果の期待できる併用がおすすめです。長期的な肌質改善のリジュランと一時的で即効性のあるボトックスを組み合わせれば、施術直後から数ヶ月後まで効果を実感できます。

リジュランとボトックスの順番・間隔

リジュラン＋マイクロボトックスの場合、混合薬剤を同時に肌の浅い層へ注入します。1回で複数薬剤を取り入れるため施術回数が少なく済みます。1回でも効果を実感できる方が多いですが、3～4週間の間隔で3～5回繰り返すと効果的です。

▶リジュラン注射ダウンタイムの日数・症状について詳しく見る

リジュラン＋ボトックスの相乗効果

リジュランとボトックスは相性の良さから、同時施術や併用が人気です。リジュランにより肌全体の機能を向上させ、ボトックスが目立つ毛穴や過剰な皮脂を抑制、さらに表情筋に作用することで深いシワも改善します。

相乗効果	リジュラン効果	ボトックス効果
総合的な肌質改善	コラーゲン生成促進	毛穴縮小・皮脂分泌抑制
立体的なリフトアップ効果	ハリ向上	表情筋の緩和
見た目の若返り効果	肌ツヤ、保水力向上	表情じわ、たるみ軽減
複合的なシワ改善	小じわやちりめんじわ改善	深く大きなしわ改善
肌トーンの改善	肌の透明感、明るさ向上	血行促進
効果の持続性	ゆっくり長期的	即効性のあり一時的
バリア機能向上	肌の活性化	過剰な皮脂分泌の抑制

【複合注射】リジュラン＋ボトックスの施術方法

どちらも肌の内側からの若返りと表面的な改善を同時に行うことで、より美肌・アンチエイジング効果を得る事を目的としています。どんな肌悩みに効果的なのか詳しくまとめたので、参考にしてみてください。

1. 水光注射
2. ダーマペン

【韓国発】水光注射

水光注射は、極細の針が複数ついた専用の注射器を使用して、リジュランとボトックスを皮膚の浅層（真皮層）に直接注入します。 注入深さは0.4～0.6mm程度で、顔全体に均一に薬剤を渡せることができます。

メリット

• 直接薬剤を注入するため、効果が即時的に現れやすい
• 均一に薬剤を注入できるため、顔全体のバランスの取れた改善が期待できる
• ダウンタイムが比較的短い（1～3日程度）
• 痛みが比較的少ない（吸引しながら注入するため）

デメリット

• 注入直後に針跡や内出血が見られることがある
• 施術者の技術によって効果に差が出る可能性がある
• シミなど、局所的な治療には不向き

肌悩み

• みずみずしさ、ツヤ不足
• 弾力不足、小じわ
• くすみやシミ、肝斑

ダーマペン

ダーマペンは、極細の針が多数付いたペン型のデバイスを使用して、皮膚に微細な穴があります。その後、リジュランとボトックスを塗布し、開けた穴から薬剤を浸透させます。の深さは調整可能で、0.5～3.0mm程度まで設定できます。

メリット

• 皮膚の自然治癒力を活用するため、長期的な効果が期待できる
• 毛穴改善やニキビ跡など様々な肌悩みに対応可能
• コラーゲンやエラスチンの生成を促進する
• 局所的な治療にも適している

デメリット

• 水光注射と比べて痛みが強い場合がある
• ダウンタイムがやや長い（3～7日程度）
• 効果が現れるまでに時間がかかる場合がある
• 複数回の施術が必要なことが多い

肌悩み

• 肌のざらつき、デコボコ
• ニキビやニキビ跡
• 毛穴が目立つ
• たるみ、しわ

どちらの方法とも、リジュランによる肌の再生効果とボトックスによるしわ改善効果を同時に得られます。顔全体の肌質や印象を改善したい方は水光注射、毛穴やニキビ跡、凹凸など改善したいポイントがある方はダーマペンを選ぶといいでしょう。

リジュランとボトックスのよくある質問

リジュランとボトックスのよくある質問をまとめました。

リジュランスキンボトックスの値段は？

1回40,000円〜90,000円が相場です。使用薬剤や注入方法により異なります。

リジュランとポテンツァは同時に治療できますか？

同時治療は可能です。
▶リジュランとポテンツアの違いを詳しく見る

リジュラン注射の料金はいくらですか？

渋谷肌育クリニックでは、リジュランヒーラー初回39,800円（税込）、リジュランi初回26,800円（税込）よりご用意しております。

水光注射・ダーマペン・ポテンツァの違いはなんですか？

水光注射は、美容成分を肌に直接注入して潤いとハリを与える施術です。ダーマペンは、微細な針で肌に穴を開けることで自己治癒力を高め、肌の再生を促します。ポテンツァは、マイクロニードルと高周波を組み合わせて肌の奥深くに働きかけ、再生を促進する治療法です。

▶水光注射とリジュランの違いを詳しく見る

リジュランとサーモン注射の違いは？

サーモン注射はPDRNを主成分とし、肌の保湿・弾力向上に優れ、乾燥やダメージ肌を改善します。リジュランの主成分はPNで、細胞再生や抗炎症効果が高く、しわや弾力低下の改善に効果的。両方サーモン由来ですが、成分が異なるため違いがあります。

▶サーモン注射とリジュランの違いを詳しく見る

リジュランとジュべルックの違いは？

ジュべルックとリジュランは、両方肌質改善を目的とした施術ですが、主成分と効果が異なります。ジュべルックはポリ乳酸を使用し、自然なボリュームアップや毛穴改善に効果的。一方、リジュランはポリヌクレオチドを用いて細胞再生や保湿を促進し、肌のハリや弾力を向上に効果があります。

▶リジュランとジュべルックの違いを詳しく見る