エクソソームの注目すべき効果5つ！デメリットや効果なしの理由も解説

エクソソームは体内の自身の細胞を活性化させることで、再生や修復を促進します。主に、肌の若返り、免疫調整、傷や炎症の修復などに効果が期待され、健康や美容分野で研究・活用されている状況です。

エクソソームは、細胞から分泌される直径30〜150ナノメートル程度の小さな膜小胞。細胞間の情報伝達を担い、タンパク質、脂質、RNAなどの分子を他の細胞に運ぶ役割を果たしています。

エクソソームの注目すべき効果5つを解説

エクソソームに期待できる効果を5つ解説します。

効果①シワやたるみを改善

エクソソームはコラーゲン生成を促進し、肌の弾力やハリを回復させます。美容クリニックでの施術が増えており、シワやたるみが目立つ部分に注入して若返り効果を狙える治療です。総合的なエイジングケア効果が期待できます。

効果②肌トラブルや体内の炎症を軽減

エクソソームは抗炎症作用を持ち、ニキビやアトピー性皮膚炎、肌荒れを緩和します。また、関節炎や炎症性疾患に対しても使用され、膝の腫れや痛みを軽減する効果が報告されています。全身の炎症を抑える治療にも応用可能です。

効果③毛髪の再生を促進

エクソソームは毛根に働きかけ、髪の成長を促進します。特にAGAや円形脱毛症で髪のボリュームが減った部分に効果があり、健康な髪の成長をサポート。女性の薄毛治療にも効果が期待され、発毛治療に広く使用されています。

効果④組織修復をサポート

エクソソームは細胞の修復を促進し、傷や手術後の回復を早めます。糖尿病性潰瘍や火傷など、治りにくい傷に対しても回復をサポート。また、心臓発作後の心筋修復や脳卒中後のリハビリにも応用されています。

効果⑤免疫バランスを整える

エクソソームは免疫細胞に働きかけ、過剰な免疫反応を抑えます。これにより、花粉症やアトピーなどのアレルギー症状を軽減し、リウマチや自己免疫疾患の症状も改善される可能性があります。健康維持にも役立つ治療法として注目されています。

エクソソームとは？効果がでる仕組みを解説

エクソソームは、細胞が分泌する微小な膜構造の小さな粒子で、細胞間で情報を伝達します。細胞の健康や再生を助ける成分（タンパク質、RNA、脂質など）を含み、再生医療や美容分野での利用が注目されています。

エクソソームの効果がでる仕組み

エクソソームの情報伝達の仕組みを解説します。

エクソソームは体内の細胞間コミュニケーションに重要な役割を果たし、体のさまざまな生理機能を調整する働きがあるため、再生医療やがん治療、美容分野などで注目されています。

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エクソソームの種類・効果

エクソソーム製剤には主に4つの種類があります。それぞれのエクソソームは特定の治療に特化しており、効果を出すためには治療目的に応じた選択が必要です。

種類	特徴	主な使用目的
歯髄由来	歯髄（歯の内部の神経や血管が含まれる組織）から抽出されたエクソソーム。再生能力が高い。	歯の再生、神経修復、創傷治療
骨髄由来	骨髄から採取された幹細胞由来のエクソソーム。再生医療や免疫調節効果が期待される。	骨や軟骨の再生、免疫調節、関節治療
脂肪由来	脂肪細胞から抽出されたエクソソーム。採取が比較的簡便で、治療にも利用しやすい。	肌の再生、傷の治療、老化肌の改善
臍帯血由来	臍帯血（出生時に取り出される胎児の血液）から採取されるエクソソーム。再生能力が高い。	細胞の再生、免疫調整、エイジングケア

エクソソーム治療の施術方法・効果

エクソソーム注入方法を5つ紹介します。それぞれの特徴や効果を確認して、自分に合った方法を選びましょう。

ダーマペン

微細な針で肌に小さな穴を開け、エクソソーム塗布して浸透させる治療法です。薬剤＋創傷治癒効果でコラーゲン生成を促進し、シワやたるみを改善します。毛穴縮小やニキビ跡改善にも効果的な治療です。

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ポテンツァ(ドラッグデリバリー)

高周波（RF）と針を組み合わせた機械で、エクソソームを主に肌の真皮層へ届けます。シワ改善やニキビ跡の改善に即効性があります。薬剤の効果だけでなく、表面の肌に火傷のリスクなく真皮に熱を伝えられるため、治療中の止血効果やタイトニング効果も期待できます。

▶ポテンツァ×エクソソームの詳細をみる

手打ち注射

エクソソームを注射器で直接肌の必要な部分に注入します。目の下や口元など、細かな箇所にも的確に施術可能。深いシワや局所的なたるみの改善に効果を発揮します。ただし、技術によって効果やダウンタイムも変わるので経験豊富な医師に施術してもらうのがおすすめです。

水光注射

エクソソームを専用の機械で均一に肌へ注入する方法です。広範囲に効果が届くため、全体的なハリや潤いがアップし、小じわやくすみの改善に効果的です。創傷治癒効果もあり、顔全体をケアしたい人に適しています。水光注射はいくつか機械の種類があるので下記を参考にしてください。

点滴

エクソソームを点滴で体内に取り入れる治療法です。全身に効果が行き渡り、肌の再生促進や疲労回復、免疫力の向上が期待されます。ダウンタイムがなく、美容と健康を同時にケアしたい人におすすめ。ただし、再生医療抗加齢学会から静脈投与について注意喚起されているので、エクソソーム点滴については慎重に判断しましょう。

▶エクソソーム点滴の危険性は？注意喚起の詳細をみる

▶︎渋谷肌育クリニックのエクソソーム料金と内容をみる

エクソソームの効果期間はいつからいつまで？

エクソソーム注入後、効果を感じるのは数日～数週間が多く、持続期間は数か月です。エクソソームの種類や個人差で異なるため、医師とよく相談しましょう。

一般的に1回〜効果がみられますが、効果を維持するために定期的な治療が推奨されます。約2～4週間ごと3～5回注入するとより効果的です。

▶【動画・写真】エクソソームの経過を見る

エクソソームが「効果なし」と感じる理由5つ

エクソソームが効果ないと言われる理由はいくつかありますが、主な要因は以下の通りです。

個人差が大きい

エクソソームの効果は個人の肌質や体質、治療部位によって大きく異なります。ある人には効果が見られても、他の人には十分な効果が現れないことがあります。

治療回数や継続的な施術の不足

エクソソーム治療は、1回の施術で大きな効果を実感するのは難しい場合があります。効果を感じるためには、複数回の施術や定期的なケアが必要です。そのため、効果が感じられないと感じる人がいることがあります。

期待値が高すぎる

エクソソームには修復作用や再生促進効果がありますが、全ての肌悩みに即効性があるわけではありません。特に老化や深いシワに対する劇的な改善を期待しすぎると、効果がないと感じる場合があります。

保存や取扱いの不備

エクソソームは非常にデリケートな成分であり、保存方法や取扱いに注意が必要です。適切に保管されていなかった場合、効果が感じられないことがあります。また、事故を引き起こす可能性もあるので注意。

交差汚染管理が不十分な場合などに敗血症等重篤な事故を引き起こす可能性がある。

引用：厚生労働省資料「エクソソーム等に対する日本再生医療学会からの提言」

研究段階であるため

エクソソームは細胞間で情報を伝達する役割を持ち、肌や健康に多くのポテンシャルを秘めていますが、まだ臨床試験や長期的なデータが不足しているため、効果に関する確固たる証拠が十分に整っていません。そのため、医療現場ではまだ試験的な側面が強いです。

エクソソームのデメリット・副作用

エクソソームのデメリットや副作用など心配な点を確認しましょう。

デメリット①長期的な安全性が不明

エクソソームは比較的新しい治療法であり、長期的な安全性や副作用についての十分なデータが不足しています。今後の研究で明らかになる必要があります。

デメリット②アレルギー反応のリスク

体内に異物を取り入れるため、まれにアレルギー反応や免疫系の問題が発生する可能性があります。アレルギー歴がある場合は、事前に医師に相談が必要です。

デメリット③費用が高い

エクソソーム治療は高額な費用がかかることが多く、保険適用外の治療の場合、経済的負担が大きくなる可能性があります。さらに、効果を維持するためには定期的な施術が必要なので、さらにコストが増えます。

エクソソームや効果について知っておきたいこと

エクソソームや効果のよくある疑問に回答します。

エクソソームがダメな理由は何ですか？

エクソソームはまだ研究段階で効果や安全性が完全には証明されておらず、個人差や高コストがデメリットとして挙げられます。

エクソソームは顔にどんな効果があるのですか？

エクソソームは顔に対して、肌の再生やシワ・たるみの改善、ニキビ跡の軽減、肌のトーンアップなどの効果があります。コラーゲン生成を促し、肌にハリと弾力を与え、抗炎症作用で肌の健康をサポートします。

エクソソームでクレーターは改善できますか？

クレーター状のニキビ跡の改善に効果が期待できます。エクソソームは細胞再生を促進し、肌の修復を助けるため、クレーター状の凹みを埋めるように働きかけます。ただし、効果には個人差があり、治療回数や他の治療との組み合わせが重要です。

ダーマペンエクソソームのデメリットは何ですか？

ダーマペンとエクソソームの組み合わせ治療のデメリットは以下の通りです。

• 痛みや不快感がある
• 回復時間がかかる
• 効果の個人差がある
• 複数回の治療が必要
• 費用が高い

ダーマペン4×エクソソームは何回くらい受ければいいですか？

ダーマペン4とエクソソームの治療は、3〜5回程度の施術が推奨されます。治療間隔は約4〜6週間ごとが一般的です。初回は効果を実感しづらいこともあるため、複数回の施術が必要とされています。