ニキビ・ニキビ跡

ニキビの原因とメカニズム

ニキビは、毛穴がつまり、そこでニキビ菌が増えることで起こります。
ニキビ菌は皮脂を栄養にしているので、皮脂が多いとニキビができやすい傾向にあります。

  • 毛穴がつまらないようにすること
  • ニキビ菌を抑えること
  • 皮脂を抑えること

この3点がポイントになります。

ニキビの経過

ニキビには大きく分けて2つの段階があります。

  • ①炎症が強い時期(赤く膨らんできて、膿が出るような時期)
  • ②炎症は治ったけれども、その後の赤みや茶色み、凹凸などが気になる時期

保険診療での治療は①に対する治療がメインです。
まずは、しっかり標準治療を受けることで炎症を早めに治し、ニキビの跡をひどくしないことが大切です。
②に対する治療は自由診療の領域です。
②の期間が長いために「皮膚科に行ってもニキビが治らない」と言われることも多いです。

ニキビの治療

当院ではニキビに対し、塗り薬、ビタミン剤の内服薬、各種ピーリング(スキンクレンズ)、強力な光によるニキビ菌の殺菌治療(LEDフォトフェイシャルへ)、ニキビに効果のある美容成分導入(アフタートリートメントへ)による治療を行なっています。
炎症が強いタイプのニキビの場合はさらに、イソトレチノインという内服薬を処方することがあります。
ニキビは何かすればすぐに治るものではなく、最初の1ヶ月はかえって悪くなる場合(好転反応と呼ばたりします)もありますが、適切な治療を続けていれば2、3ヶ月では改善していきます。
まずは6ヶ月を目安に考える必要があります。

イソトレチノインとは

世界では30年以上前から使われている重症ニキビに対する飲み薬です。
皮脂抑制、ターンオーバーの正常化、抗炎症作用などの効果があります。
アメリカなどでは重症ニキビに対し標準治療として推奨されていますが、副作用が強く出ることがあるため、日本では保険適応はありません。

イソトレチノインは、服用開始後1ヶ月間は一時的にニキビが悪化することがありますが、2、3ヶ月で少しずつ改善していきます。
6ヶ月を1クールの目安に考えると良いです。
1クール飲み終わったら、その後は2ヶ月程度の休薬期間が必要です。
その後2クール目を開始します。
皮脂腺を小さくするような作用もあり、数クール続けた方が再発はしにくいです。

副作用

全身の乾燥、催奇形性(内服中止後女性は6ヶ月、男性は1ヶ月は必ず避妊)、頭痛、筋肉や関節の痛み、吐き気、脱毛(内服中止でほぼ改善)、アレルギー、精神症状など。
臓器に対する副作用が出ていないか、血液検査で定期チェックする必要があります。
(他院での検査結果持参で代用も可)

使用できない方

妊娠・妊活中の方、治療中の疾患がある方、イソトレチノインでアレルギーの既往のある方

併用注意な治療

光感受性が高まるので、内服中止後3ヶ月まではレーザー、日焼けは不可です。
ワクチンは基本的に中止してから1ヶ月空けていただくのを推奨しています。
ピーリングなどにも過敏になる場合があり、場合によっては受けられないことがあります。