コラム
COLUMN
「首やおでこのシワが若いのに・・・」
「笑いジワが口元から消えない」
「若いのにシワが多い」
などなど、様々な年代の方が自分のシワについて悩んでおられます。
とはいえ、年代別にシワの原因は異なっています。
そこで今回は、シワ対策におすすめな施術と20代から50代までの年代別のシワの原因と解消方法を解説していきます。
シワが気になって困っている方は是非一度メンズクララにご相談ください。
年代関係なくシワに悩む人は多いですが、シワの原因は主に下記3つあるとされています。
・加齢によるたるみ
・肌の乾燥
・紫外線の影響
それぞれ理由を解説していきます。
まずシワというとイメージが湧きやすいのは、加齢によるたるみからできるシワです。
歳を重ねると肌は若い頃のようなハリや弾力を失っていきます。ハリや弾力を失うことで、皮膚がたるみ、そのたるみが重なることで、シワが目立つようになってきます。
肌のハリや弾力がなくなっていくのは、肌のハリの元であるエラスチンやコラーゲンが加齢により減少しているのが要因です。
高齢な方にできているシワは主に加齢によるたるみが要因であることが多いです。
次にシワの要因となっているのは肌の乾燥です。若くてもシワがあるという方によくみられるのは、肌の乾燥が要因となったシワです。
肌の保湿を怠っていたり、肌の乾燥が持続したりすると、肌の水分量が徐々に奪われていきます。肌の水分が奪われていくことで肌が荒れていき、細かいシワが目立つようになり、肌が乾燥していることでできる細かいシワは、ちりめんジワと呼ばれます。
日光などの紫外線のダメージから、肌を乾燥させたり、肌のハリの要因であるエラスチンやコラーゲンを減少させたりすることがあります。
紫外線はさまざまなシワができる大きな要因になります。
特に日中外で仕事をしたり、日中の外での活動が多かったりする人は、紫外線の影響によるシワやシミもできることが多いです。
シワはできやすい部分が存在します。
下記の6箇所が、シワができやすい部分と言われます。
・おでこ
・額
・目元
・口元
・首
・眉間
それぞれ解説していきます。
おでこは紫外線に晒されやすい場所でもある分、紫外線のダメージを受けやすいです。
そのため肌のシワやシミ、くすみなどのさまざまなトラブルが起きやすい場所です。
また表情の癖からもシワはできると言われており、眉をあげて笑う人や、おでこにシワができやすい表情をよくする方は、必然的におでこにシワができやすいでしょう。
目元のシワは紫外線の影響によってできる細かいシワのちりめんジワができやすい場所です。
また紫外線だけではなく、目の周りの筋肉である眼輪筋が加齢とともにたるんでいくことで、シワが深くなったり消えないシワになっていったりすると言われています。
他にも、若い方の場合はスマホやパソコンの長時間の使用も原因にあると考えられています。
疲れている印象や、老けている印象を受けやすいシワの場所でもあり、目元のシワには注意が必要です。
口元のシワには2種類あり、小鼻から口角にできるシワと、マリオネットラインという口角から顎にかけてできる、人形にあるような筋のシワです。
加齢による、頬や顎周りなどの表情筋のたるみだけではなく、首の方につながる筋肉のたるみも影響があるとされています。
首のシワは若い方でも悩む方が多いです。もともと首は汗をかきやすい場所でもあり、顔よりも乾燥しやすい場所です。しかし顔の保湿は行っていても、首の保湿は行っていないという方は多く、首が乾燥した結果シワができます。
また下を向いて仕事をし続けたり、下を向いていることが多かったりする方は、首のシワが癖として刻まれやすいです。
眉間のシワは、普段の表情の癖からもシワができやすい場所とされています。また、おでこと同様に日差しが当たりやすく、紫外線のダメージを受けやすいことから、乾燥や肌のダメージでシワができやすい部分と言われています。
ここからはシワの対策方法を紹介します。まずはシワの種類別の対策方法を紹介します。
シワには下記の3種類があるため、それぞれの種類ごとに対策をみていきましょう。
・表皮ジワ
・真皮ジワ
・表情ジワ
そもそも表皮というのは、約0.2mmの皮膚の表面の膜を指しています。
この表面の浅い部分にできるシワは肌の乾燥や紫外線を要因とする「ちりめんジワ」が主に当てはまります。
表皮ジワはちりめんジワであり、主に目元や口元に細かく現れてくるものです。
そのため、目の周りや口元などの気になるシワができている箇所の保湿や、日焼け対策が有効でしょう。
これらの浅い表皮ジワは定着する前に対応することで、定着したシワにならずに消えていってくれる場合もあります。しっかりと根気強くケアを行うのが重要です。
続いてのシワは真皮ジワです。
真皮というのは表皮の奥にある約2mmほどの皮膚の厚さがある部分です。肌にとってハリやツヤが決まる重要な場所でもあり、エラスチンやコラーゲン、ヒアルロン酸などの美肌に大事な成分を生成する細胞があります。
この真皮でできるシワを真皮ジワといい、ほうれい線や瞼のシワなど、疲れた印象を与えるシワです。
真皮ジワの要因も、乾燥と紫外線と言われており、顔から首にかけてのしっかりとした保湿ケアと、紫外線予防が重要です。
表情ジワは表情を変えた時にできるシワのことです。基本的に表情ジワは笑った時など、表情を変えた時のみにみられますが、表情に癖があったり、肌のハリが失われていったりする中で、シワが定着してしまう方もいます。
対策としては、顔の筋肉をほぐしたり、マッサージをしたりする方法が挙げられます。また眉間にシワを寄せたり、おでこにシワを寄せたりする癖がある方は、控えるようにしましょう。
次にシワの対策を年代別に解説していきます。
シワに悩む方は自分の年代に当てはまる対策を参考にしてみてください。
20代でシワに悩む方は少ないものの、肌の乾燥や紫外線によって気になるシワがある方もいます。
特に、笑いジワや目元を気にされる方が多いです。
基本的な日焼け予防と、保湿を行うことで、十分シワ対策はできるでしょう。
しわについて自分での表情マッサージや表情筋トレーニングをすすめる人もいますが厳禁です。
自分でマッサージケアをした結果、しわが悪化する可能性があります。
20代の半ばを過ぎた頃から肌のハリや潤いが減少してきます。30代に入ると、細かいシワやシミなどの肌の悩みを持つ方が増えてきます。
保湿力の高い肌ケア商品を使用していくのも良いでしょう。また、育児や仕事なども忙しい時期なため、ストレスを抱えたり、睡眠不足になったりと体に負荷をかけやすい年代です。
お肌にもよくないため、体を休めるのも大事です。
肌のたるみや老化が気になる年代です。この年代からはエイジングケアに関連した商品を使用するのが良いでしょう。自分自身のお肌にあった商品を使うのが重要です。
また日焼け対策ももちろん重要です。
加齢や乾燥、紫外線などさまざまな影響を受けたシワに悩む方が多い年代です。
またシワも定着シワへと変化しています。なかなか自身のケアのみではシワの改善は難しいため、美容医療の施術を検討するのも良いでしょう。
さまざまな年代に問わず、シワの種類に適した美容医療の施術を受けることで、シワの悩みを解消することができます。
次にシワ対策ができる美容医療の施術を解説します。なお、「シワ対策おすすめのセルフケア方法や治療方法を医師が解説!」もセルフケアの方法についても解説してます。
メンズクララではシワにアプローチできるメニューは、主に下記の4つです。
・フェイスアップHIFU
・フェイスアップスレッド
・フェイシャルトレーニング
・シワ・たるみ対策セット
それぞれどのような施術なのか解説していきます。
HIFUとは高密度焦点式超音波という超音波を照射するマシンのことです。顔に照射することで、たるんだ顔の筋膜や真皮を引き締めることができます。
またHIFUで熱を照射することによって、コラーゲンやエラスチンを産み出す効果があるとされており、肌のハリを取り戻す効果も期待できます。
照射時に痛みを伴う方もいますが、麻酔なしで耐えれられる方が多いです。痛みに不安を抱える方は、一度施術前にご相談ください。
施術後に赤みや腫れが一時的に出ることがありますが、時間経過とともに落ち着いていきます。
表情ジワのある部分に直接注射をすることによりシワを改善する施術です。笑いジワができる部分は力が入ってしまっている部分です。そのためボトックス注射をすることによって、力が入っているシワの部分の筋肉をほぐし、笑いジワを目立たなくさせることができます。
注射なので施術箇所に内出血が出現する場合があります。徐々に内出血は目立たなくなっていくので安心してください。
フェイシャルトレーニングは「メディチャーライトプラス」という機器を用いて顔の筋肉を鍛える施術です。
加齢とともにたるんでしまう筋肉を2種類の電極を肌に当てて高電圧を流すことで鍛えていきます。電気刺激によって筋肉や深部組織を刺激するため、筋肉の老化防止だけではなく、コラーゲンの生成も期待できます。
施術時にピリピリした痛みを感じたり施術後に赤みが残ったりしますが、長期的なものではありません。
メンズクララでは、スキンケアトライアルという肌のシワが気になる方向けの対策コースがあります。
既存のシワやたるみだけではなく、予防という観点からも効果が期待できるため、早めに施術を受けていくのが大切な施術です。
ピーリングやディープクレンジングで肌の老廃物などを除去しながら、メディチャーライトプラスで肌の筋肉を鍛えてリンパを流し、むくみを改善していきます。
アフターケアにはお肌に合わせた美肌成分を配合したトリートメントをお肌に浸透させていきます。
ダウンタイムも特になく、トータルケアができるため、おすすめの施術です。
ここまでさまざまなシワの要因や対策を解説しました。なかなかシワは定着してしまうとセルフケアでは改善が難しいです。シワへアプローチできる美容医療の施術はさまざまなものがあります。
シワとともにくすみやシミなどの肌の悩みが出てくる方もおり、肌の悩みに総合的にアプローチできる施術も美容医療には存在します。
肌の各種悩みや、シワの対策は美容医療で解消するのがおすすめです。
医療法人社団Clara理事長
メンズクララ院長/医師
神林由香
日本皮膚科学会正会員。日本抗加齢学会正会員。メンズヘルス医学会会員。 美容外科専門医(JSAS)。
東京大学理科2類中退後、2011年香川大学医学部卒。
東京女子医科大学病院初期研修、東京女子医科大学病皮膚科入局、2016年大手美容外科都内分院スキンクリニック院長などを経て現職。