「イケメン」であることの効果は想像以上に大きいです。
イケメンや美女が社会生活で有利になるというのはよく知られていますが、その利点は一般的に考えられているよりもはるかに大きい。
それらは、多くの社会心理学的な研究・実験で証明されています。
イケメンは優秀に見える
魅力的な外見の人に対しては自動的に好意をもつものです。
それだけでなく、イケメンというだけで、才能、親切心、誠実さ、知性などの評価も上がるのです。
これは、ハロー効果(後光効果)とも呼ばれています。
無意識にイケメンをえこひいきしてしまう
政治選挙、企業の人事採用、などではイケメンが有利のなのは常識と考えられてはいます。
ですが、ポイントは有権者や採用担当者は「自分は相手の外見ではなく能力を評価している」と本気で思っている(勘違いしている)という点です。
顔は関係なく選んだつもりが、イケメンだらけ
「イケメンだから優遇する」と思って採用面接をしているのではありません。
顔は関係なく能力だけで選ぶと決めているのにも関わらず、結果は明らかにイケメンが多く選ばれているのです。
これに関して世界中で様々な社会学的な研究実験が行われ、証明されています。
刑事裁判の判決も、イケメンには甘い
アメリカで行われたとある研究では、刑事裁判の男性被告のうちイケメンの方が判決結果がずっと軽くなっていることが明らかになりました。
しかも、陪審員が男性でも女性でも関係なく、男性被告の魅力の程度に応じてえこひいきしていることが判明しました。
同様の研究結果は多数報告されています。
同性同士でも、外見の良い人は能力を高く評価される
男性でも女性でも外見の良い人は援助されることが多く、この傾向は援助する人とされる人が同性同士であっても認められるのです。
もちろん、その魅力的な人物が直接的な競争相手、特に恋敵になる場合は例外です。
ですが、それ以外の通常の場面では、外見的魅力が高い人は幼少期から社会的利益を同性からも受け続けています。
更生プログラムよりも美容外科手術!
こんな事例もあります。
ニューヨーク市刑務所で顔に傷跡のある囚人のうち、傷跡を治す形成外科手術を受けたグループと受けなかった囚人では、社会復帰した後に再度刑務所に戻ってきてしまう確率は手術を受けたグループの方が少なかったのです。
それに対し、伝統的な更生プログラムを受けたか受けなかったかは、再度刑務所に戻ってくる確率に関係がなかったというから驚きです。
中身を更生するプログラムよりも、形成外科手術を受け外見的魅力を向上させるほうが有効だったとは……。
イケメンは自分の魅力を自覚している
イケメンの能力を判断するとき判断する側は無意識のうちに能力を過大評価しがちです。
それに対し、イケメン本人は本当に純粋に自分の能力ではなく外見的魅力で過大に評価されているということに気が付いていることが多いという研究結果も出ています。
イケメンは自信がない?!
一方、イケメンが必ずしも自尊心が高いとは限らない、という研究結果も出ています。
自分の外見的魅力に気が付いているからこそ個人の純粋な能力に自信を持てない ということなのでしょう。
うらやましいような、うらやましくないような……。
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