「(何か美容整形を)やった感じの肌」になってしまう原因

肌について

肌がきれいって?

理想的なきれいな肌は赤ちゃん

あまり知らない人は「肌がきれい=何かやっている」と思うかもしれませんが、実際に一番きれいなのは、何もしていない若い肌、赤ちゃんの肌。

「肌がきれいだなぁ」と思わせるような肌は、何もしていない若い肌のような肌ということになります。

シミもシワもたるみもないのに綺麗じゃない肌

何か美容整形をやっている感じの肌というのは、きれいなんだろうけど、どこか違和感があって「肌がきれいだなぁ」とは思わせない肌のことを言います。

シミもシワもたるみもない肌。だけどなんか違和感があってキレイな肌とは言いにくい。

テレビで見る芸能人や、飲食店で見かけた水商売ぽい女性、などなど、シミもシワもたるみもないのに、きれいな肌と言うにはちょっと違う、なんとも言えない作り物感のある肌をしている人を見て違和感を覚えたことがある人も多いのではないでしょうか。

本当に若返らせる治療なら「やった感じの肌」にはならない

肌をきれいにする美容施術はたくさんありますが、どんなにやってもワザとらしい肌にはならない、本当に肌の若返りを促すような施術と、加減を間違えるとワザとらしい「やった感じの肌」になってしまうような施術があります

どんなにやっても「やった感じの肌」にはならない施術は、本当の意味で肌をきれいにして若返らせるタイプの施術です。

「やった感じの肌」にはならない、本質的なアンチエイジング治療

例えば、イオン導入、エレクトロポレーション、ピーリング、シミなどレーザー系全般、光治療、高周波や超音波のたるみ治療機器全般、PRPや成長因子などの注射(しこりにならないタイプ)、溶ける糸によるリフトアップ、
などです。

ボトックス注射は、肌そのものは「やった感じ」にはならないのですが、表情筋を麻痺させるため、慎重にしないと表情がおかしくなって、それでやった感じが出てしまいます。ボトックス注射を長く続けても肌そのものはむしろシワを予防できて若く保てるので、打ち方を上手に加減すればアンチエイジングにとても良いものです。

「やった感じの肌」にさせてしまう施術No.1は
ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸の正しい使い方

若返り治療におけるヒアルロン酸の一番良い使い方は、加齢とともにどうしても減ってしまう脂肪や骨格を補うこと、です。

加齢とともに、顔の一部の脂肪は減少し、骨格も変化して行きます。その変化を止める方法はありません。根本治療(加齢しても脂肪や骨格を変化させないようにすること)はできないため、その変化を穴埋めするように、ヒアルロン酸を注射してカバーするのが最善の方法です。

その目的で適量のヒアルロン酸を使っている限りは、そこまで「やった感じの肌」にはなりません

ヒアルロン酸の乱用

シワやたるみを根本的に治療するのではなく、過剰なヒアルロン酸でごまかそうとすると「やった感じの肌」になってしまいます

シワは治療が難しいですが(記事参照)、どうしてもヒアルロン酸に頼らなければいけないほどの深いシワはかなり末期症状のシワです。

小じわのうちから、ヒアルロン酸で膨らませるのが簡単だからとそれに頼ってばかりいると、根本治療ができない上に、妙に膨らんだ変な肌と顔になってしまいます。

たるみの根本治療は皮膚の位置を元に戻すことなので(記事参照)、たるみによってできた影をヒアルロン酸で埋めるのは下策です。
若い人は重心が上にあるので、たるんでできた影を埋めて下のほうをどんどん膨らませるのは、若返りとは逆方向です。

(図)

肌の弾力を出すのにヒアルロン酸を乱用するのは論外

もっとも不自然な肌になりがちなのは、肌の弾力が落ちてきたのをヒアルロン酸で補うことです。

顔全体にヒアルロン酸を入れれば、確かに膨らんでパーンとした感じにはなりますが、肌本来の脂肪とコラーゲンによる弾力とは違う質感になります。

コラーゲンと若々しい皮下脂肪に満ちた肌は水を弾くような魅力がありますが、ヒアルロン酸をたくさん含んだ肌は、どこか無機質で作り物のようで冷んやりとした印象を与えます。

そうならないためには、ヒアルロン酸を使うのは、ヒアルロン酸でしかできないことをするのに限定することです。

肌の弾力を維持・改善させるには地道な努力が必要

肌の弾力を増やすには、紫外線対策をしたりマッサージを避けるなど日常生活に気をつけることはもちろん、地道なレーザー治療や溶ける糸によるリジュビネーションなど、肌を根本から若返らせるような治療を継続することです。

溶ける糸のリフトアップはリジュビネーション治療

溶ける糸のリフトアップは、実はそんなにリフトアップはできない

糸によるリフトアップというと、年寄り向けのイメージがあるかもしれませんが、実際は、たるみが進行した肌にはやや力不足です。

過剰に宣伝をしているクリニックも多いですが、たるみを強力に引き上げる作用は弱いです。
このことは学会でも盛んに議論されています。

リフトアップの効果持続期間はおよそ半年で、その効果を維持したいのであれば毎年1~2回くらい繰り返して受ける必要があります。

溶ける糸は、リフトアップ効果よりも肌の本質的な若返り効果が高い

実は最近では、リフトアップの効果よりも、肌コラーゲンを増やしたり、血流を良くしたり、たるみの進行を予防したり、と本質的な若返りの効果の方が注目されています。

頻繁に繰り返してもヒアルロン酸のように不自然な肌にはなりません。
むしろ肌年齢は若返ります。

メスで切るフェイスリフトは「やった感じの肌」そのもの

フェイスリフトの効果はすごい

メスで切るフェイスリフトのたるみを改善する効果は非常に優れています。余った皮を切り取るのですから、当然です。

たるみがすでに進行してしまっていて、それをしっかり改善したいのであればフェイスリフトは良い治療です。

フェイスリフトをすると肌そのものは老化する

フェイスリフトには重大な欠点があります。

皮膚を切り取って引き伸ばして縫い付けているので、肌は薄くなってしまいます。若い肌は厚い、老人の肌は薄いのですが、その、老人の肌に近づけるものだということです。

たるみそのものは改善しますが、肌は老人のように菲薄化している状態。そのアンバランスさが「やった感じの肌」の印象にさせるのです。

フェイスリフトは60代以降にするべき治療

30~50代のまだ若い人が受けるべき治療ではないと考えます。

肌が老化するということは、今後さらにたるみが進行しやすくなるということでもあります。

フェイスリフトはたるみを取る効果そのものは抜群に良いですが、そのかわり、肌そのものは老化してしまうということを認識する必要があります。

最終兵器です。

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