毛穴とは
肌の毛穴の目立つと、清潔感が低下してしまいます。
毛の構造は(図)のようになっています。
顔で目立つ毛穴は脂腺性毛包と呼ばれるもので、皮脂腺が発達しています。Tゾーンに多くあります。
毛穴は誰にでもある
毛穴は人体にとって必要なものなので、ゼロにすることはできません。小さく目立たない状態にすることがゴールです。
原因と対策を知って、毛穴をキレイに保ちましょう
毛穴の種類
毛穴の種類は原因により大きく分けて3つです。
・開き毛穴
・たるみ毛穴
・乾燥毛穴
開き毛穴
開き毛穴とは
皮脂分泌が盛んで開いてしまった毛穴のことです。
開き毛穴の原因
皮脂の分泌量が多いと皮脂腺が発達し、皮脂の出口である毛穴も大きく広がります。特に男性では、男性ホルモンが皮脂分泌を促すので、毛穴は大きく開きがちです。
開き毛穴の予防法
皮脂分泌がそもそも多いのが原因なので、まずは皮脂分泌を抑えることが重要です。
(脂性肌のスキンケア記事参照)
開き毛穴を放置すると黒ずみになってくることも
放っておくと空気で皮脂が酸化したり汚れがたまったりして黒ずみになってしまいます。
開き毛穴のケア
皮脂をしっかり落とせる洗顔料で1日2回程度しっかり洗う必要があります
洗顔後は、きちんと水溶性の保湿剤で保湿をします。
肌が乾燥すると、乾燥から肌を守ろうとして、毛穴はさらに多くの皮脂を分泌するという悪循環になることがあります。なので保湿は本当に大切です。
日中は、あぶらとり紙で余分な皮脂を取れば、皮脂が酸化するのも防げます。あぶらとり紙を使った後はそのたびに保湿剤を塗ると良いです。
開き毛穴の治療法
ピーリング
黒ずみや、毛穴が開いてしまっているところには、ピーリングが有効です。
いらない黒ずみや角質をとり、コラーゲンを生成させて毛穴を引き締める作用があります。
ピーリング後も保湿は必須です。
フラクショナルレーザー、ダーマーペン(ダーマローラー)
もっと効果を出したい場合は、フラクショナルレーザーという、皮膚に細かい穴を開けるようなレーザーや、ダーマーローラーでハンコ注射のように細かい針をたくさん刺して穴を開けて、コラーゲンを生成させる治療もあります。最近ではダーマペンという高速で細い針を回転させるマシンが人気です。
少なくとも数日間は、腫れや赤みが出ますが。1週間くらいすると効果が出てきます。
鼻をぎゅっと押して角栓を出しちゃダメ
鼻につまった角栓を、ぎゅっと押すと角栓は出てきますが、毛穴は広がります。コラーゲンがダメージを受けるからです。
角栓がでたぶん、保湿してあげないと、毛穴は頑張ってまた皮脂分泌し、すぐに角栓はまたできます。そのたびにぎゅっと押して真皮にダメージを与えていたら、毛穴はどんどん広がってしまいます。
毛穴は皮脂を分泌するところなので、ある程度は皮脂で満たされているものです。
頻繁に洗浄して毛穴をキレイにしたとしても、その分どんどん皮脂は分泌されます。
分泌された皮脂が酸化して肌に悪さをしないように清潔にしておくという意味で、1日に2回の洗顔で十分です。脂性肌の若い男性ではちゃんと保湿すれば1日に3回までならギリギリセーフだと思います。
乾燥毛穴
皮膚は乾燥するとしぼんでシワっぽくなります。
毛穴そのものが大きく開いていなくても、毛穴の凹みから連続するように線のシワができるので、そこが暗く見え、まるで毛穴が広がっているように見えます。
対処法は、保湿。とにかく保湿です。
たるみ毛穴
皮膚が老化などでたるむと、毛穴の形が丸から涙型に変化します。
すると、毛穴そのものは開いて大きくなっていないのに、影が目立つようになります。
普通の開き毛穴に対する治療をしても、あまり良くなりません。
たるみの治療が必要です。
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