美容整形は4種類
近年はプチ整形が大流行
美容医療が一般に広く浸透してからもう長い年月が経ちました。
初期では、メスを使って大きく顔を変えるようなものが「美容整形」として認識される風潮でした。
近年では、アンチエイジング技術をはじめとするライトな美容医療がメインになってきています。
目的と手段により美容整形は4種類
レーザーでシミを取るというようなライトなものまでを美容整形の範疇として考えたとき、美容整形は目的と手段により大きく4種類に分類できます。
目的:美しさのレベルを上げるのか、若返りさせるのか
手段:プチ整形か、本格整形か
プチ整形と本格整形の違い
本格整形
本格整形とは、メスを使ったり、半永久的に体内に残るような異物を入れたり、骨を削ったりすることで、大きく外見を変化させるような施術。
効果が大きい分、副作用などのリスクも高く、成功と失敗の明暗が分かれやすいです。
施術内容にもよりますが、一度その手術を受けてしまうと、もう元の体には戻らない場合も多いです。
プチ整形
プチ整形とは、レーザー、ヒアルロン酸や糸などによる、メスを使わないライトな治療のことです。
手軽にできてダウンタイムや副作用も少ない反面、変化の度合いは少なめです。
あまり変わりたくないけど少しレベルアップしたい、くらいの要望にはぴったりで、近年はこのプチ整形分野の需要が非常に高くなってきています。
美しさのレベルを上げるための本格整形
「美容整形」と言えばコレ
いわゆる「美容整形」と聞いて真っ先にイメージするものです。
二重形成のためにまぶたを切ったり、鼻にプロテーゼを入れたり、輪郭の骨を削ったりなどです。
大きく変化させるもので、一般的に、効果が高いぶん、副作用などのリスクも高いです。
一昔前は、この本格整形がメインでしたが、最近はプチ整形の台頭と、流行の顔立ちの変化(ソース顔から塩顔へ)などの影響により、美容整形といえば誰もが真っ先に選ぶタイプのものではなくなってきています。
美しさのレベルを上げるためのプチ整形
手軽に少しレベルアップできる
小顔にするためにエラの筋肉にボトックスを打ったり、アイプチの代わりに埋没法で二重にしたり、鼻に少しヒアルロン酸を入れたりなど、手軽な方法によるものです。
本格整形に比べて、効果も少なめで戻りやすいですが、ダウンタイムなども少なく手軽に施術を受けられるのが人気の理由です。
このくらいの施術であれば、「えっ誰?」となるほど顔が変わることはまずありません。
人気は非常に高く、かなり多くの人がプチ整形の施術を受けています。
若返りのための本格整形
フェイスリフトが代表的
往年のハリウッド女優などが突然、シワシワだった皮膚がぴーんとしてる状態になっているのを見たことがある方も多いと思いますが、これはいわゆるフェイスリフトと呼ばれる、顔の余った皮をメスで切り取る手術です。
メスを使って余った皮を切る手術
このように、若い状態に戻すためにメスを使って皮膚を切る手術全般のことを指します。
効果は高いですが、傷跡の問題や見た目の不自然さ、肌のイキイキ感の喪失などの問題もあります。
若返りのためのプチ整形
シミ取りレーザーはもはや常識!?
若返りのためのプチ整形は現在、かなり一般化しています。
肌に対するレーザー系の機器全般、ボトックス、ヒアルロン酸、溶ける糸、成長因子の注射、などなど、近年は本当に数多くのアイテムが開発され、それらをうまく駆使することで、かなり老化を予防、改善させることができるようになりました。
皮膚が伸び切ってたるんでしまってからメスで切り取るのではなく、皮膚そのものが老けないように働きかけるような施術も人気です。
若返りのためのプチ整形の技術をうまく利用するかどうかで、見た目年齢は全然変わってきます。
若返りのためのプチ整形はあまりにも一般化しているため、目立つシミやホクロなどあれば、「それ、取ったら?」なんて言われたりする時代です。
どこからが「整形」?
若返りの施術は「整形」イメージは薄い
若返りのための整形は、プチ整形であっても本格整形であっても、もともとの自分の若い状態に近づけることが目標なので、いわゆる美容整形のイメージとは違います。
シミをとるレーザーも美容医療の範疇で美容整形に当たりますが、わざわざ「整形した」と考える人も少なくなってきているのではないでしょうか。
プチ整形は化粧の延長
また、判断が微妙なところですが、美しさのレベルを上げるためのプチ整形は、変化が少ない、元に戻りやすい、時間とともに自然と元に戻る、など、化粧の延長程度という認識でもいいくらいです。
なので、
どこから整形?
の答えは、
美しさのレベルを上げるための本格整形
から、というのがひとつの答えだと思います。
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