疲れるとクマができる?
目の下のクマと呼ばれるものは、大きく3種類に分けれらます。
・青クマ
・茶クマ
・黒クマ
このうち、疲れた時にできる可能性のあるクマは青クマのみで、
茶クマと黒クマは、実は疲れとは全然関係ありません。
クマがあるからといって疲れているわけではありません。
それぞれのクマについてみていきます。
青クマ
青クマとは
目の下の部分は皮膚が薄く、血流が悪いと静脈がうっ滞し、深紅色〜暗青色に見えることがあります。これを青クマと呼びます。
青クマはいつできる?
寝不足、疲れた時にできやすいクマは、この青クマのことです。
普通の人では、普段は青クマは見えない状態で、疲れた時や寝不足の時など、血流が悪くなった時にだけうっすら青く見えることが多いです。
クマがあると「疲れてる?」と聞かれるのは、この経験則からです。
疲れていなくても青クマができる人がいる
人によっては、目の下の部分の皮膚が普通の人よりも薄いことがあります。
すると、眼輪筋が透けて見えるので、疲れた時だけではなく普段から目の下が深紅色〜暗青色に見えます。
さらに疲れた時などは、その色合いが悪化します。
中高生の頃からやや赤紫色を帯びたような青クマが目立つようなタイプは、この場合が多いです。
茶クマ
目の下の皮膚はダメージを受けやすい
目の下の皮膚は薄くて繊細です。
こするなどの刺激に弱く、色素沈着が起きやすいです。
花粉症に注意
具体的には、花粉症やアトピー性皮膚炎の場合に、かゆみで目を繰り返しこすってしまったり、化粧やマッサージによりこすってしまったりなどが原因になります。
こすって色素沈着したものが、茶クマ
慢性にこすることにより、皮膚は茶色くなり、いわゆる色素沈着の状態になります。
メイクアップ化粧品の粉の色が沈着していると勘違いされていることがありますが、実際は、刺激による皮膚の色素沈着が原因であって、化粧品の色がそのままついているわけではありません。
茶クマはアザの可能性も
また、真皮サイトメラノーシス(ADM)というアザに近いようなシミが目の下に生じることがあります。これも茶色いクマのように見えます。
黒クマ
黒クマとは
いわゆる目袋と呼ばれるものです。
目の周囲の脂肪を支える組織が加齢などで弱くなり、眼窩脂肪が出てしまい、目の下にふくらみができます。
この脂肪によるふくらみの下の部分が、光の影で暗くみえているタイプのクマを、黒クマと呼びます。
初期段階では青クマのように見えやすい
目袋という言葉の通り、袋のように大きくなると誰の目にも脂肪が出ているとわかりますが、20〜30代の初期段階の黒クマは、青クマと勘違いされることも多いです。
青クマは血流改善によって改善しますが、黒クマは、膨らんだ脂肪の下の部分の皮膚が、光の影で黒く見えているのが原因であって、その部分の皮膚そのものには全く色は付いていません。
化粧しても隠せない
あくまで光の影なので、コンシーラーでも消えませんし、もちろん血流が良くなっても改善しません。
太ったあとにダイエットすると目立ちやすい
5〜10kg以上体重が増えると、黒クマの原因となる眼窩脂肪も少し肥大するようです。太めだった方がダイエットをすると、特に黒クマが目立つことが多いです。
若くても黒クマが目立ちやすい人もいる
一般的には加齢とともに黒クマが目立ち、次第に目袋になっていくことが多いですが、なかには10代のうちから黒クマが目立つ人もいます。
クマと間違えやすいもの
ちりめんジワ
目頭部分の皮膚は、もともと薄く、刺激でもシワや色素沈着になりやすい上に、加齢により小じわのできやすい部分です。縦に細かくたくさん入る小じわです。
シワの折りたたまれた部分は暗く見えるので、それが全体としてクマのように見えることがあります。
実際は、青・茶・黒の各種クマと併発していることも多いですが、ちりめんジワもクマのような見た目の一つの原因であることを忘れてはいけません。
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