おじさんっぽい肌はくすみが目立つ

くすみ

肌のくすみは老化の象徴

くすみの原因

くすみの原因は5つと言われています。

①角質がたまる
②メラニンがたまる
③乾燥
④血行不良
⑤肌の糖化

老化はすべての原因

それぞれくすみの原因になりますが、実はすべての要素が老化により起こるもので、連動しているということをしっかり認識する必要があります。

老化は個人差が大きい

ここでいう老化とは体内年齢のことです。
個人差が大きく、生活習慣次第でかなり変わってきますし、若返ることも可能です。

老化で肌のターンオーバーは長くなる

ターンオーバーとは

肌の老化は、まず血行不良によりターンオーバーが長くなることから始まります。ターンオーバーとは表皮の細胞がすべて新しいものに入れ替わるまでにかかる期間です。
理想的な状態は約1ヶ月。何も対策を取らなければ、ターンオーバーは年齢と同じだけの日数(40歳=40日、60歳=60日)に伸びると言われています。

老化により肌がくすむメカニズム

ターンオーバーが長くなると、古い角質が剥がれ落ちるまでの時間が伸び、角質がたまります。

角質の機能として肌の水分保持がありますが、古い角質細胞は水分保持能力が低下しているので、乾燥しやすくなります

表皮の1番深い部分である基底層のメラノサイトから分泌されたメラニンは、通常はターンオーバーで角質が剥がれ落ちるとともに肌の外に出て行きますが、ターンオーバーが長くなると、いつまでもメラニンが肌にとどまるので、茶色くくすんでしまいます

血行不良、角質がたまる、乾燥、メラニンがたまる、はすべて連動しています。

あとで説明しますが、肌の糖化も年齢とともに蓄積するので、これもひとつの老化現象です。

くすみの原因

次に、それぞれの原因について細かくみていきます。

①角質がたまる

角質の厚い肌は透明感が低い

ターンオーバーが長くなるなどの原因で角質が厚くなると、肌は灰色〜茶褐色がかってくすんで見えます。

老化によりターンオーバーは長くなるので、年とともに透明感は失われる傾向にあります。

角質の厚さには遺伝的要素もある

白人の肌はとても白いですが、角質は日本人よりも1.5倍くらい厚いので、日本人などの東洋人の肌の方が透明感が高いです。

角質が厚くなる原因

老化のほかに、乾燥、ヒゲ剃りによる慢性的な刺激、紫外線、などでも角質は厚くなります

男性はヒゲ剃りと紫外線に特に注意!

②メラニンがたまる

メラニンは常に作られている

肌の中でメラニンは常にある程度作られています。紫外線などの刺激から肌を守るためです。

ちなみに角質がもともと厚い白人では、紫外線を浴びると、メラニンが作られる反応よりも角質を厚くさせる反応の方が強く起こります。

メラニンはターンオーバーで排出されている

ターンオーバーが理想的であれば、作られたメラニンは少しずつ古くなった角質とともに剥がれ落ちますが、ターンオーバーが長くなると肌にメラニンがとどまってしまうため、メラニンの色により茶色くくすんで見えます

メラニンが過剰に作られると肌に蓄積する

紫外線、マッサージなどのこする刺激、などによりメラニンが大量に作られている場合は、通常のターンオーバーでもメラニンを排出しきれないので、くすみがちになります。

同時に、紫外線やこする刺激などは肌にとってダメージであり、角質を厚くする作用もあるので、角質が厚くなるのとメラニンがたまるのダブルの要因で肌はくすみます

③乾燥

乾燥すると肌のキメが乱れる

乾燥した肌では、角質の大事な機能である水分保持能力が低下しています。

キメ(肌理)が乱れた状態になり、光をうまく反射できず、ツヤっとした美しい光沢は失われます。

肌の表面がしぼんだ状態なので、毛穴も目立つことが多いです。

乾燥状態が長く続くと角質も厚くなるので、ますます透明感は失われます

④血行不良

肌の細胞は、細い毛細血管によって酸素と栄養を運んでもらっています。その血流が悪くなれば細胞は元気さを失い、ターンオーバーは長くなり肌はくすみがちになります。

ゴースト血管とは

毛細血管に血流が流れなくなり、そのうち毛細血管そのものも壊れてしまう現象があります。ゴースト血管と呼ばれます。

毛細血管がゴースト化すると酸素や栄養が運ばれず、その毛細血管で生かされていた細胞は死んでしまいます。

毛細血管は、血管のうちの99%、血流量でいうと75%ほどを占めています。

年を取ると血流は落ちる

老化とともにゴースト血管は増えます。
生きた毛細血管は60代では20代の時の60%ほどになってしまうと言われています。

ゴースト血管が増えるとどうなるか

肌だけでなく、筋肉も骨も、新陳代謝で常に新しい細胞に生まれ変わっています。細胞が生きるには、それに酸素と栄養を運ぶ血流が必ず必要です。

ゴースト血管が増えると、肌が老化するだけでなく、骨も弱くなり骨粗鬆症になったり、頭皮の血流が悪くなれば薄毛に、同様に、心筋梗塞脳卒中免疫低下認知症なども引き起こされます。

ゴースト血管を予防するには

毛細血管がゴースト化してしまう原因は、加齢と生活習慣の乱れです。

加齢は仕方ない部分もありますが、生活習慣は誰でも整えられるはずです。
具体的には、食事、睡眠、適度な運動、です。

高血圧、高血糖、脂質異常などの生活習慣病は、毛細血管のゴースト化の大きな原因です。

毛細血管を丈夫にする食べ物

Tie2(タイツー)という毛細血管を丈夫にする成分を、活性化させる食べ物があります。シナモン、ヒハツ、ルイボスティなどです。

もちろん、ある程度有効なことは間違いないでしょうが、
基本は、食事・睡眠・運動の生活習慣を整えることなので、それらが乱れているのに「とりあえずルイボスティ飲んで安心」と勘違いしてはいけません

くすみ対策にマッサージは禁忌

マッサージは、血行不良そのものには有効な可能性がありますが、
肌のくすみにマッサージは禁忌です。

マッサージは、メラニンを増加させ、肌の表面を破壊し角質の機能を低下させ、肌をくすませます。さらに、コラーゲン線維など真皮の組織にダメージを与えたるみを悪化させます。

非常に上手にやれば有効な可能性も否定はできませんが、マッサージのプロ中のプロ以外は、まず控えた方が無難です。

一時的な血行不良は改善する

体調不良や睡眠不足などによる一時的な血行不良は、健康な状態になれば改善します。

また、生活習慣を整えれば、血管新生と言って、毛細血管は新しく作られますので、血流を改善させることもできます。

⑤肌の糖化

糖化とは

糖化とは、タンパク質と糖が結びつき、AGEs(終末糖化産物)という老化物質を作り出す現象のことです。

タンパク質(牛乳)と炭水化物(小麦粉、砂糖)を混ぜたホットケーキをフライパンで焼いた時に、表面が茶色くなりますが、あれがまさしく糖化でAGEsができる反応です。体内でもこれと同じ反応が起こっています。

糖化産物は体内に蓄積されてしまう

一度できてしまったAGEsは分解されず体内にそのまま蓄積され、あらゆる疾患につながります。

どうしてもAGEsはある程度体内で産生されてしまうので、なるべくできないような生活習慣を心がけることです。

肌では、コラーゲンのある真皮に蓄積されます。肌のハリや弾力を低下させ、色合いも黄色〜褐色に近くなっていきます。

糖化を予防する方法

糖化は、体重を適切にコントロールしたり、血糖値の上がりやすい食事の仕方を避けることで、予防できます。

糖化対策のサプリメントや化粧品も作られていますが、生活習慣を気をつけることに比べれば、それらの効果は焼け石に水です。

普段から最大限、食事など生活習慣に気を使っていて、さらなる効果をサプリメントや化粧品で出したい、という段階になってから使うようなものです。

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