イボがあると、やっぱり老けて見えます。
でも、イボってどうしてできてしまうんでしょうか?
イボって何?
肌にできた茶色いものはなんでもシミ。
肌にできた消えない謎のブツブツはなんでもイボ。
なんて呼んでしまう日本人。
(ボーっと生きてるとしか思えません……!)
小さいイボであれば、肌とほとんど同じ色だということもありあまり見た目には目立ちません。
しかし実際に触ると、肌から飛び出ているのでそこがかなり目立ってザラッと触れます。
手触りが悪いってなんか嫌ですよね……。
イボは大きく2種類
皮膚医学的には、イボといえばまず尋常性疣贅を思い浮かべます。
これはウイルス感染によるもので、顔にもできますし、手や足にもできます。
ウイルスに対する特効薬がないので治療は困難です。
通常は、皮膚科での液体窒素療法や漢方内服が選択されます。
美容的にはイボといえば良性の腫瘍全般(+α)を指しています。
肌の色と同じ出来物で、一回できたら消えないもの。
医学的に正確には「脂腺増殖症」や「汗菅腫」、「稗粒腫」だなんて、定義からして明確に異なる名称が付いています。
(図)
それらが出来てしまう原因は実は明らかにはされていません。
治療法も病気という観点から「良性なので問題なし! 経過観察!」の一言で片付けられてしまいます。
見た目の清潔感的には大問題なんですけどね。
イボの治療法
茶色いもの(シミと呼ばれる)の治療法は医学的な診断結果によって全く異なります。
それと違って、イボは医学的に正確な診断が何であれ美容的な治療法はほとんど変わらないのが面白いところです。
削って平らにする!
正常な皮膚から盛り上がった部分だけ削り取って平らにすればいいのです。
やり方は、CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)で蒸散させるか、電気メスで削りとるかです。
最初は生傷になるので7〜10日ほど保護テープを貼り、傷が癒えたあとはその傷跡がなじむのを待ちます。
炎症後色素沈着(何もないところを怪我した後で一時的に茶色くなるような反応のこと。時間経過とともに自然に消えます)をきたす時期がある場合もあります。
ですが、おおむね綺麗になりますので需要は高いです。
ただ、大きいものだった場合は傷跡がそれなりに残ることがあります。
つまり、大きくならない初期段階のうちにケアすることが大切です!
イボがあるとジジくさい!?
残念ながら、一般的にイボと呼ばれるような出来物は中年以降にできることが多いです。
年をとると白髪になりやすいように、年をとると肌にイボができやすいのです。
少し白髪があるからといって年を取っているとは思われません。
少しイボがあるからといって年を取っているとも思われません。
しかし、そのような外見から見て取れる老化のサインが複数重なった場合は、
「あぁ、この人はけっこう年なんだな・・・」
という印象になります。
(白髪があり、イボがあり、シミがあり、お腹が少し出て、シワが少しあり……。なりますね、そういう印象に)
「年なんだな」と思われると、生物として本能的に求められる対象ではなくなってしまうというのは残念な事実です。
少しでも若い状態を保ちたいというのは生物の本能として正しいのかもしれません。
そういう細かい要素の合算で見た目年齢は決まってきますので、少しのイボといえどもあなどれません!
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